痛みの少ない手術のために 硬膜外麻酔
2025年11月3日(月)
【概要】
硬膜外麻酔は人の無痛分娩で有名ですが、犬猫でも実施が可能です。硬膜外麻酔の鎮痛はかなり強力で、麻酔管理の安定に役立ちます。
犬では第7腰椎と仙椎の間から針を刺入します。猫では神経の損傷の可能性があるため、仙椎と第1尾椎の間から刺入し局所麻酔剤を注入します。お腹やお尻、後肢の手術に対し使用され、術中だけではなく術後もゆっくり目を醒ましてくれます。

当院では大学で実績を積んだ獣医師が麻酔を担当します。ただ注意点もありますのでご心配の方はご相談ください。
獣医師 小野和徳