
治療例 CASES
ネブライザー療法
2025年11月3日(月)
【概要】
ネブライザー療法とは、呼吸器疾患を持つ犬や猫に使用する治療法の一つで、機械によって薬液を霧状にし、気道内に薬剤の粒子を直接送り込みます。また、気道内を保湿する事で、粘度の高い気道内分泌物を溶解し、排出を促す効果も期待できます。
【当院での使用方法】
当院では左の画像の様な超音波式のネブライザー機器を使用しています。

右の画像のような専用のケージに動物を入れ、ケージ内を霧状にした薬液で満たして、10分から15分程の噴霧を行います。
病気によっても頻度は変わりますが、大体1日1回から2回程度実施する事が多いです。
【適応症例】
・犬、猫の風邪症状(ケンネルコフ、猫伝染性鼻気管炎)
・慢性気管支炎
・慢性鼻炎など
※肺水腫等呼吸状態を悪化させる可能性がある疾患もあります。
【まとめ】
子犬や子猫に風邪の様な症状が認められる場合はネブライザー療法を実施する事で症状が緩和されることがあります。ただし一度の治療では効果を感じづらい事もあるため何度か処置を実施する必要があります。ネブライザー療法は呼吸器疾患に対して有効な治療法の一つです、咳やくしゃみ等の症状でお困りの際は、ぜひ当院にてご相談ください。
獣医師 井戸俊佑
