
治療例 CASES
橈骨骨折
2025年11月3日(月)
【症例紹介】
わんちゃんは0歳4か月、体重950gのポメラニアンの女の子です。
ソファーから飛び降りた際に、痛がって前足をあげているとのことで来院されました。
レントゲンを撮影すると橈骨に骨折を認めましたので、その日にプレートを用いた整復手術を実施し
ました。プレートはジョンソン・エンド・ジョンソン社のLCP1.5を使用しました。
術後1.5ヶ月で仮骨(治癒の過程でできる新しい骨組織)の形成を確認しました。その後は真ん中2本のスクリューを抜く手術を行います。間引きをすることで骨に体重がかかり骨の癒合が促されます。体重が1kgほどととても小さなわんちゃんなので、今後も慎重に経過を見ていく必要があります。
足を上げている、怪我をしたかもしれないなどご不安な際は、当院の設備で対応が可能な骨折かを診断するためにも、まずはご相談いただければ幸いです。
獣医師 小野和徳

